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自分が満足できる番組を作る

番組制作にはさまざまな制約があります。社会的な背景や、スポンサーとの関係も当然加味しなければいけません。ですが、「作る」ということがどういうことか、今一度考えてみたいものです。

何かを作る以上、それに対して責任を持つことが大切なのですが、そのためには「自分が創っている」という誇りが必要なのです。自分がその番組を創っているという誇りを持つためには、それを「自分が作った」と誇りを持って言う必要があります。「自分の作品だ」と言う必要があるのです。そのためには自分が他の人に自信を持って推薦できるような内容でなければいけません。「良い物ですよ」と、「ぜひ見てください」と言えるようなものでなければいけないのです。

「言われたから作った」であるとか、「自分のせいでこんなつまらないものになったわけではない」というような「他責」の考えでは、いつまでもいいものなどは創ることができないのです。人にはそれぞれ境遇があります。外にはそれぞれ自身を取り巻く環境があります。それらに対して不満を持つのはわかります。「こうだったらもっといいものができた」と思うのはわかります。ですが、自身をとりまく環境や状況はその時いきなり簡単に変えることは出来ないのです。

人には「その状況下、環境下」で最善を尽くす「義務」があります。プロであれば「責任」があります。予算も少ないかもしれない、状況も環境も恵まれているとはいえないかもしれない、それでも自分がやりたいこと、表現したいことを追求して、結果として「見てもらう価値があるもの」を創りあげる義務があるのです。その責任からはその仕事に関わる以上逃れることは出来ませんし、数字の責任もついて回ります。

プロとは、その時に最善を尽くす人のことを指します。自分が何をしたいのか、どういたいのか、そのようなことももちろん追求します。なぜなら、モチベーションが上がらないからです。自分も楽しめて、ひとも楽しめること、それが最善です。それが「いい作品」を作るために必要なことです。そのためには「前向き」である必要があります。

何かを「創る」ということはポジティブな取り組みです。ポジティブになればなるほど、人は力が湧いてくるものです。私たちはコンピューターではないのですから、決められたことを同じ能率で続けることは出来ないのです。私たちはその先に何かあると信じて、何か自分にとって得るものがあると信じて、それを続けるのです。「クリエイティブでいること」が何よりも大切です。「言われたから」とか、「指示があったから」だとか、「仕事だから」と惰性で続けるといい結果は生まれません。私たちに必要なのは「自分で切り開く力」です。

状況が良くないのであれば、環境が悪いのであれば、それを打破する力が必要です。誰かが助けてくれるというわけではなく、自分で切り開く力が必要です。誰もが毎日戦っています。誰もが毎日満足した仕事をしているわけではないのです。ですが、それでも自分にとっての最良、そしてそれに関わる人にとっての最良を考えることが必要です。そのような「行動」を起こす力が必要なのです。そのためには、まずは「モチベーション」が必要です。

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